導入事例:渋谷で開催された Amazon Japan「K-Beauty Glow Up」を支えた仕組み

Amazon Japan は渋谷の MEDIA DEPARTMENT TOKYO を 6 日間貸し切り、3 フロアに韓国で 最も注目される新進ビューティーブランド 19 社を集めました。その多くが、日本市場に 初めて登場するブランドです。
私たちは、その建物全体を「タップできる」場所に変えました。
6 日間で 280,083 回のタップ
| コネクテッドリストバンドを受け取った来場者 | 12,753 |
| イベント全体の NFC タップ数 | 280,083 |
| スタンプラリーに参加 | 91% |
| 19 ブランドすべてと接点を持った来場者 | 60% |
| 後で見返すために保存された商品 | 3,979 |
ブランドにとって重要な数字
来場者の 60% が、出展するすべてのブランドと実際に接点を持ちました。
体験型マーケティングで最も難しい部分が、これで解決します。「3 階のブースまで来て くれることを願う」のではありません。エスカレーター横のブランドも、いちばん奥の ブランドも、ほぼすべての来場者に届きました。
会場は 11 時に埋まり、閉場まで途切れることはありませんでした。1 時間あたり約 36,000 回のタップが、昼の落ち込みもなく続きました。
Legitimate はこの規模のエンゲージメントを実現し、そのうえでイベントの成果を 裏づけるデータと指標を提供しました。

仕組み
来場者全員に、会場のパスポートとなる NFC リストバンドを配布しました。館内の すべての商品には Legitimate の NFC タグが取り付けられています。リストバンドを 登録すると、気に入った商品を記録できるようになります。商品の NFC タグをタップ すると商品情報がすぐに表示され、お気に入りとして保存したり、Amazon の商品ページ にアクセスしたりできます。その場で購入することも、後で見返すこともできました。 アプリのダウンロードは不要。インストールも、行列もありません。
リストバンドは、3 フロアにまたがるスタンプラリーの参加証にもなりました。10・15・ 19 ブースの達成段階に応じて、サンプルが贈られます。各ブースには専用の NFC タグが 設置され、来場者をブースからブースへと自然に動かしました。7,500 人を超える来場者 が、スタンプラリーを完走しています。

すべてはスマートフォンのブラウザ上で動作し、タップひとつで日本語と英語を切り替え られます。進捗はリストバンドに紐づいているため、次のブースでもログインなしで そのまま続きから利用できました。
スタンプラリー参加者 1 人あたりの訪問ブランド数・参加者 11,617 人
エンゲージメントが購買意欲につながった
非常に興味深いのは、スタンプラリーに深く関わった来場者ほど、商品を保存する割合が 高かったことです。能動的な体験型キャンペーンが、目に見える成果につながることを 示しています。スタンプラリーに参加しなかった来場者はほとんど商品を保存せず、 完走した来場者はその 20 倍を超える割合で保存していました。
訪問ブランド数別・1 つ以上の商品を保存した来場者の割合
スタンプラリーは、イベントに添えられた余興ではありません。来場を商品への関心に 変える仕組みそのものであり、そのすべての段階が計測されていました。
2 つの客層は、データで見分けられる
この 1 週間には性質の異なる 2 つの客層が訪れ、データはそれを明確に区別しています。
1 日あたりのユニーク来場者数・通常営業の 5 日間
来場者 1 人あたりの商品タップ数・同じ 5 日間
土曜日と週末が最も多くの来場者を集めた一方で、初日に訪れたのは最も熱量の高い層 でした。1 人あたり約 4 倍の商品をタップし、保存する割合も 3 倍に達しました。
どちらにも価値があり、いまはそれぞれに値づけができます。トライアルを求める ブランドは初日を、認知拡大を求めるブランドは週末を選ぶべきです。これまでは勘に 頼っていた判断が、いまは数字で語れます。
規模を問わず、すべてのブランドで機能した
19 ブランドすべてが、関心を商品の保存へと 29% 以上の割合で転換しました。
会場で最も知名度の高い medicube は、商品タップ全体の 17% を集めました。一方で、 最も高い転換率を記録したのは出展規模の小さいブランドです。JUNGSAEMMOOL と TIRTIR は、はるかに少ない流入から、どのブランドよりも高い割合で関心を保存へと変えました。
リーチと転換率は別の競争です。そして各ブランドは初めて、その両方で自社がどこに 位置するのかを正確に把握できました。
再現できる理由
この仕組みは、ビューティー業界にも、渋谷にも、Amazon にも限定されません。 コネクテッドリストバンド、実際の商品に取り付けたタグ、そしてすべてのブランドを 訪れる理由。この 3 つがあれば、どの会場でも来場者を動かせます。そしてその すべての段階が、プラットフォームから借りたデータではなく、自社で保有するデータと して手元に残ります。
製品そのものが、チャネルになります。